スカイレーシングワールドがアメリカで日本の競馬の同時放送を開始

スカイレーシングワールドがアメリカで日本の競馬の同時放送を開始

先日、オーストラリアのゲーミングおよびレーシングの大手であるタブコープ社のアメリカを拠点とした子会社であるスカイレーシングワールドが、アメリカの視聴者向けに日本の地方競馬全国協会(NAR)の競馬レースの同時放送を開始することを発表しました。これにより、アメリカにいながらにして、日本の競馬に賭けることが可能となります。

4月5日から同時放送開始

この同時放送開始は4月5日(日)からすでに開始しており、最初のレースには東京シティ競馬の大井競馬場のレースが選ばれました。そして、このレースは、東京シティ競馬だけではなく、船橋競馬場、川崎競馬場でも行われました。

今後もこの同時中継は日曜日から木曜日にかけて、毎週行われる予定です。そして、この同時放送開始と共に、スカイレーシングワールドのプラットフォームから賭けが行えるようになりました。賭けの種類には、単勝、連勝単式、3連単、4連単など一般的な種類が用意されており、ベッターはストリーミング再生を見ながら賭けをすることも可能です。

また、日本の競馬を扱っているブックメーカーから賭けをすることもできます。

同時放送開始の背景と今後

このように日本の競馬がアメリカで放送されるようになった背景には、日本の地方競馬全国協会とスカイレーシングワールドが独占的パートナーであるという事実が関係しています。

スカイレーシングワールドの社長兼CEOであるデビッド・ハスレット氏は以下のように語っています。

「我々は、以前より日本のレーシング製品の同時放送を北米に向けて開始するために、日本NARと協力してきた」

「特にここ最近、視聴者が通常のスポーツエンターテインメントの配信が減っていると感じている中、この質の高いエンターテインメントを提供できることは喜ばしいことである。最近、コロナウイルスが原因で、ニュージーランド、南アフリカ、韓国からのレース同時放送は一時的に中止となっている」

つまり、アメリカでの日本の競馬レースの放送はかねてから計画されていたことであり、今になってようやく実現することができたのです。

そして、現在のコロナウイルスの影響によってニュージーランド、南アフリカなどの国での競馬の同時放送は一時中止になっています。しかし、日本では現在でも競馬は行われており、同時放送をすることが可能なのです。このように他の国の同時放送が不可能になったタイミングで、それを補うように日本の同時放送が開催されたとも取れます。いずれにせよ、日本の馬券が海外でも購入できるようになれば、日本の競馬市場の拡大が期待できます。

また、有馬記念を始め、近年日本の競馬の海外からの注目度が高まっており、馬券の売り上げは増加傾向にあります。今回のアメリカでの同時放送開始をきっかけに、今後ますます日本競馬の人気が高まっていくでしょう。

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